恐るべき子供たち

私が実家を離れてまだなのか、もうなのか二年半ほど経ちました。姉は十年ほど経ちます。この間妹と会ったときにまだ私と姉が実家にいた頃の二階の私たちの部屋を、大袈裟じゃなくて恐るべき子供たちのポール達の部屋の様だったよと言っていた。 姉と私の部屋は襖で仕切られていて、私の部屋の二つの本棚の前には棚に収まり切らない本や画集に映画雑誌が直につまれ、その上にデッサン用のトルソが無造作に置かれていて、小さい方の棚の上には中東の国の硝子の香水瓶やアンモナイトの化石に鉱物標本や不思議な版画やポストカードや時々花も飾られていたりした。妹は自分の部屋より二階の何とも言い難い空間の部屋でその辺の本や画集をみて過ごしている時が好きだったと話していました。今日は夜勤明け。帰ってからなんだか何も作る気がしなかったのでオートミールのクッキーと自分で入れたカフェオレで食事を済ませました。家で飲むコーヒーだけは毎日ちゃんとドリッパーで入れることにしてます。この間妹と会ったとき紅茶屋でダージリンの新茶ティンダーリアを買ってきたのだけ
れどコーヒーばかり飲んでいてまだ開けていません。