雪のひとひら

daisy12082008-01-17


今朝待ちに待っていた本が届く。ポールギャリコの雪のひとひら東野翠れんさんのルミエール、チムニクの太鼓たたきの夢、高山なおみさんのおかずとご飯の本。スペースの問題上これ以上増やさないつもりだったのだけれどどれも手にて開いた瞬間買って間違いなかったと確信しました。夜に雪が降ったようで外は白くなってます。近所のスーパーに買い物に出てそこのマックで雪のひとひらの続きを読んで今読み終わりました。また大好きな本ができました。訳者の矢川さんのあとがきの中のから。臨終の雪のひとひらの耳になつかしくもやさしいそのひとのことばがきこえてきます。― 「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあようこそお帰り」これです。これこそはおそらくこの世でもっとも甘美なささやきではありすまいか。そしてこんなことも。雪のひとひらや筆者をもふくめて、女性であるわたしたちをみちびいてくれる者があるとすれば、おそらくそれは彼ら、男性をおいてほかにはないのです。永遠に男性的なるものわれらをみちびく、です。母なる大地のふと
ころに還る、といった考えかたも雪のひとひらには通用しません。女性であるわたしたちのからだは母そのもですし、…そこに居すわって自己満足にふけるかぎり、矛盾もなければ何らの発展もありえません。