daisy12082008-01-28

ポールギャリコの雪のひとひらといい、最近は本との出会いに恵まれているよう。先日読んだ魯山人料理王国、アルネで松浦さんが紹介していた文をみて読んでみたくなって他にも読んでみたい本があって一緒に注文。魯山人と聞となんだかやたらと頑固な美食家で近寄りがたいイメージだったけれど、松浦さんが紹介していた文章にもあった通り料理の心掛けについて「親切を欠くな、そして真心が第一、これに尽きる」そして「真心は思っているだけではだめだ。思っていても見えぬ。…それは方法だ工夫だ」。などと書いていて、料理だけではなくなんにしてもこれができるようになれたのなら自分の悩みのほとんどは解決できたようなものだよなぁなんて考えたり。松浦さんのおっしゃる通り、道ははるかに遠い。
昨日仕事の終わり間際に出入口近くに集まっていたら同じ職場のかたで、「○○ちゃん今日で最後だね」と会話が。本人ももちろんいて私も話をしているすぐそこにいて、一瞬、?と何かの冗談か聞き間違えかなと思い、周りの他の人もそれらしい挨拶のようなこともしていない様だし、もし本当に最後なら何かしらまわりからとか話しもあるだろうからと気になりながらも場違いな質問してもと思い、ふつうにお疲れ様でしたとだけ言って帰ってきたものの私はその辺り大変にボケていて不義理をしてしまう事が時々あるので、心配が残らないでもないけれど。
今八王子の美術館で林静一展がやっているようなので明日あたり行って見ようと思っています。私にとって林静一さんの作品はガロの頃のより角川文庫の寺山修司シリーズの表紙の方が馴染みがあって今回どんな展示が観られるか楽しみです。
今年は7日に浅草に初詣に行ったものの古い御守りを返し忘れてしまうわ、いつも寄るのを楽しみにしているアンジェラスも休みだったりで散々な初詣だったのだけれど、とりあえず手拭いのふじやさんで新しく手拭いを買って、帰りに渋谷の映画館でベティペイジをみて帰り、また暇をみて浅草へ行く事を考えています。明日時間があれば八王子の後、神保町か浅草どちらかに行きたい。